
2015年3月、世界の万年筆祭りに行ってきました
日本橋三越での年に1回の万年筆の祭典「世界の万年筆祭り」に行ってきました。
海外筆記具メーカーから、大手日本の筆記具メーカー、日興エボナイト製造所(笑暮屋)などの筆記具メーカーまでが出店し
今イチオシの筆記具をお披露目するイベントで、万年筆ファンにとっては心躍る恒例の春先の行事です。
三越からのリーフレットの画像です。
個人的には、どうしても欲しい!というものは特にありませんでした。
目をとられたのは、中屋万年筆の美しい蒔絵の万年筆。また、大橋堂の漆の万年筆です。
とても手の出る価格ではありませんが、作り手の魂のこもった美しいものにはため息が出ます。
パイロット、セーラー、中屋万年筆、デルタはペンクリニックを。また、セーラーのインク工房も期待通り行われていました。
週末には、エイ出版「趣味の文具箱」の清水編集長によるトークショーも行われたようです。
テーマは「はじめての万年筆の選び方のポイント」。普遍的なテーマですが、どんな楽しい展開になったのか知りたかったです。
私のように万年筆を使いこむようになっても、「初めて万年筆」はどういうものだったら一番幸せだったか、と思いを馳せてしまいますから。
会場の様子です。鹿児島物産展に隣接しており、食べ物の良い香りがするというちょっと不思議な会場。
でも、平日午前中でしたが活気がありました。
この「世界の万年筆祭り」に合わせて製作したのは、萌芽シリーズのLサイズ「桜霞」。
手作りのエボナイトの素材の良さを伝えるべく、軸に加工する前のエボナイトを展示するなど工夫をこらしています。
展示即売会ならではの、筆枕やペントレーなどのサービス商品も盛りだくさん。
ボールペンも。
少し前から筆記具には「Eboya Made in Tokyo」と刻印するようになりました。
これには、エボナイトを作り続けながら技術を磨き、お客様に支えられながら万年筆文化を継承してゆくという誇りと意気込みがこめられています。
帰りはスカイツリーまで足を伸ばしてきました。
入場までそれなりに並ぶ、ということを聞き、「予約しよう」と思いましたが、
前日ではネット予約不可でした。
それに、予約入場の場合は通常より値段が高いんですよね。
当日券:2,060円 事前日時指定券:2,570円
一人2,570円ともなると、割高感があり、そこまで必要~?と思ってしまいます。
結局、3月上旬の平日、正午ごろの待ち時間は、約30分でした。
室内の天井の高い空間で、列はどんどん進むので、それほど待った感じはありませんでした。
待ち時間のご参考になればと思います。
コメントを残す