Fountainpen, 日興エボナイト 笑暮屋さん

オノト型の万年筆について調べていて・・・Kindleで「余と万年筆」を読みました

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笑暮屋さんのオノト型万年筆。
商品ページを作るにあたり、どんなスタイルで撮影しようかな、作った画像にどんな文言を入れようかな・・・などと思索中。
キャッチコピーとか、説明文とか。
(こんなページを作りたいんです→万年筆「棗のページ」

オノトの万年筆と言えば出てくるのが夏目漱石が使っていたということ。
そしてその話は漱石の短いエッセイ「余と万年筆」に出てくる・・・ということで、Kindleで読んでみることに。0円でダウンロードできますからね。
といってもKindleの端末本体は持っていないんです。私が持っているのはiPadなので、Kindleアプリをインストールして使ってみようと思いました。
Amazonで本を検索するのと同様、Amazonのトップ画面から普通に「余と万年筆」で検索。そうするとKindle用のデータが出てきます。それを0円で「カートに入れる」として、そのままアプリを開けばOK。
簡単です。

漱石などの著作権が切れている作家の小説は、「青空文庫を読む。」というアプリを入れてやはり無料で読んでいましたが、それに比較してiPad上のKindleアプリはなかなか良いです。
まず軽い!表示されるまで一瞬です。そして、本のイメージにとても近くて快適!!これなら電子書籍を買う時は、Amazonで購入してKindleアプリで読もう、と思えました。
やはりAmazonの本気アプリですから、優れているのは当たり前かも知れませんね。

さて、肝心の「余と万年筆」。
万年筆をとっかえひっかえ使っている私には耳の痛い万年筆蒐集家の話、漱石先生のペリカンの万年筆のあまりにかわいそうな使いぶり、最後にオノトを使い始めて「大変心持良くすらすら書けて愉快であった」とあります。
確かに、英国デ・ラ・ルー社のオノトという万年筆を重宝して使っていたのですね。
不具合だらけのペリカンの万年筆の表現にはさすがでした。(そうそう、この「ペリカン」とは今のドイツのペリカン社のことではなく、オノトと同じデ・ラ・ルー社の商品名「ペリカン」のことだったそうです。)
ペリカンは余の要求しないのに印気を無暗にぼたぼた原稿用紙の上へ落としたり、又は是非墨色を出して貰わなければ済まない時、頑として要求を拒絶したり、随分持ち主を虐待した。」などなど。
PC版の青空文庫でも読めるのでぜひどうぞ→青空文庫 余と万年筆

だいぶ横道に反れました。そうそう、私が思案していたのはオノト型万年筆の表現方法でした。
もう少し考えましょう・・・。f60020130128_195345
写真はオノト型万年筆。一番大きなLサイズ(文豪サイズ)・インク止め式・色は薫風。(本体価格83,000円、税込みで87,150円)。まだ商品はWebショップに載っていません。

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