2015年5月某日、伊東屋玉川店で行われたパイロット社の筆圧測定を体験してきました！

（モンブランの筆跡診断の情報は最後に引っ張ります！）

「筆圧測定器」で筆圧・筆記速度を測定し、
その筆跡・筆圧からあなたにピッタリの万年筆をお選びします！」とのこと。

筆圧測定は一度もやったことがないので、興味津々。
さらに、性格判断までしていただけるという話も聞いて、これは！と。

テーブルの様子。筆圧鑑定士さんと対面で座り、傍にはさまざまなペン先を持つ742シリーズが並べてあります。
「どのような万年筆をおすすめしていただけるのかしら？」と期待が膨らみます。

筆圧鑑定士さんから万年筆を渡され、
「まずは、名前を書いてください。これはまだ計測しませんので、練習ですよ」と促されます。
ちょっと緊張しつつ、ペンを動かします。
次は本番。
平たいスケールの上に乗せられた紙に、自分の名前を書きます。
視線が気になりつつ、10秒ほどで終了。
これで鑑定の材料は揃ったようで、え？もう？というほど早いです。

「ちょっと計算しますので、お待ちください」と言われ、少し待って、鑑定結果を見せていただきました！

筆圧のほかに、筆記速度も数値化されていました。
私の筆圧は平均80gということで、女性の平均110g～130gに比較して、低いと分かりました。（うる覚えなので、間違っているかも知れません）
ほかには、字の大きさ、字の形などを点数化して、12の類型に分け、おすすめの万年筆と性格診断を割り出してくれました！
理路整然としていて、パイロットが本気で作ったシステムなのだと感じました。

性格診断は良いことばかり書かれているのですが、結構面白いですよ♪遊び心も感じました！
全部ネタばれしてもつまらないと思いますので、内容はナイショ。

おすすめの万年筆は、筆圧が低いことから、ソフトなペン先をおすすめされました。
それは予想通りですが、あらためて思ったのはパイロットのペン先の豊富さとその書き心地の良さ！
20,000円のカスタム742であれば、特殊ペン先を含めて11種もペン先が揃っている、というのは素晴らしいと思いました。

＊特殊ペン先とは、フォルカン（ＦＡ）、ウェバリー（ＷＡ）、スタブ（ＳＵ）、コース（Ｃ）、ミュージック（ＭＳ）などの
通常の万年筆にはラインアップに入っていないペン先のことです。
独特の形状、書き心地で使いこなすのは難しいものもありますが、
伊東屋玉川店にはほぼ置いてあるので、試し書きをさせてもらうと楽しいですよ！

すべて書かせてもらいましたが、ずっと書いていたいほどなめらかな書き味のものばかりでした。

11種は下記のとおりです。（パイロット社のHPより画像を拝借しています）
（画像クリックで拡大します）

鑑定士さんは生産部門にもいらした経歴があるということで、お話が楽しかった！！
いろいろ伺ったのですが、ウェバリーやポスティングなどの特殊ペン先の活用の幅が意外と広そうだ！というのが印象に残りました。

例えば、ウェバリー（WA)はペン先がやや反った、私の大好きな昔のシェーファーのような形ですが、
スウィートスポットが広いので、左利きの方にも書きやすいそうです。
通常は、左利きの方が横書きをすると、どうしてもペン先がすぼまる方向に進むので、つっかかりやすい、という
不具合を解消してくれるかも知れません。

そして、ポスティング（PO)はウェバリーとは逆に、ペン先が下向きなので、強筆圧にも耐えやすい、ということでした。

パイロットの魅力にどっぷりと浸かった数十分でした。
機会があれば、ぜひオススメします。

そして・・・タイトルにあげた、モンブランの筆跡鑑定！
これは私も未経験なのですが、来る6月28日（日）11：00～18：00、伊東屋玉川店にて「ビスポークニブコンサルテーション」というイベントがあります。

「モンブランが独自に開発したペン先診断ツールで、お客様のライティングスタイルを瞬時に分析して、最適なペン先をご提案いたします。さらにご希望のお客様には、ペン先のテーラーメイドを承ります。」（下の画像はクリックで拡大します）

どんなツールなのか、どんなペン先を提案してくれるのか、知りたくないですか？

ビスポークニブ、というサービスは、その方の筆跡鑑定をしながら、その方に最適のカスタム万年筆を作る、というもので、万年筆代とは別途15万円（！税別です）の代金がかかるのですが、筆跡鑑定は無料です。

私、かなり興味があります。。。パイロット社とはどう違うのでしょう♪♪
一人30分とたっぷり時間を取っており、1日で受けられる人数は限られているので、予約した方が良いそうです。
ぜひぜひ！！

→伊東屋玉川店4階万年筆売り場　電話　03-3708-1721（営業時間10：00～21：00）