ヴィンテージ万年筆店、ユーロボックス訪問記
こんにちは!
久しぶりに会う万年筆仲間と一緒に、銀座の魅惑のヴィンテージ万年筆店、ユーロボックスさんへ行ってきました。私は出産後はなかなか行けず、すっかりご無沙汰してしまいました。店主の藤井栄蔵さんはダンディな方。スリムで知的な雰囲気で優しい感じですが、言うべきことははっきり伝えてくれる接しやすい人でした。息子さんがお店に出られていることもあるそうで、今回、藤井さんご本人に会えたらいいな…と思っていたら、お会いできました!嬉しかったです~。では、ビルの外観からどうぞ〜!
- 奥野ビルについて
- ユーロボックスさん
- 近くのカフェで休憩
奥野ビルについて

銀座の奥野ビルは1930年代に建てられたビルで、当時は俳優や文化人が暮らす高級マンションだったそうです。日本で初めて住宅用のエレベーターが設置されたビルであり、そのエレベータは現存しています。
エントランスはこのような雰囲気。



手動式のエレベータの回数表示は金属で出来ていて、美しい。真鍮製でしょうか。
以前からエレベータの存在は知っていましたが、乗るときに手でドアを開閉する操作がよく分からなくて、不安で乗ったことはありませんでした。今回、友人と一緒だったので、初めて乗りました。
ドアは二重になっていて、どちらも手動です。降りた後にドアを閉めないと、その後他の階から使おうと思っても、使えないことになってしまうので、注意が必要だそうです。

階段の手すりと通路。歩いたところだけすり減っていて、歴史を感じます。

4階の階段ホールから。窓からのぞくと反対側にも階段があり、いつも不思議に思っていたのですが、どうやら隣り合う新旧二つのビルを後から繋げたようです。
ユーロボックスさんは4階にあります。入ると、ちょうど3人ほどのお客様。この日は海外からのお客様が多かったです。以下に許可を得て写真を撮らせていただいた一部をご紹介します。
2 ユーロボックスさん


ユーロボックスでは古い貴重な万年筆を主に海外から仕入れて、筆記できるようにメンテナンスして販売しています。お客さんはそこで購入しますが、未調整のものが多いので、一定期間後に藤井さんが調整を終えたものを受け取るという流れになっているようです。

私はイタリア万年筆のアウロラが一時期好きだったので、綺麗な軸につい目を止めてしまいます。メーカーの定番品も定価が相当上がっている昨今、お手頃価格で買えるのは嬉しいですよね。

モンブランの万年筆もたくさんありました。きっとペン先が柔らかいんだろうな~などと想像します。カランダッシュのペンも、数本が陳列されていました。
その日のお客様は韓国の方が多かったです。みなさま、英語で上手に藤井さんと会話されながら買い物をしていました。韓国からのお客様が何組かいらしたので、このお店をどこで知ったのかを聞いたところ、ネットで知ったそうです。韓国にはこのようなヴィンテージ万年筆のお店はないそうで、来れて嬉しいと話されていました。終始楽しそうでした。
私達の番になり、着席。15年ぶりだったのですが、藤井さんは私のことも覚えていてくださって感激。私は数本の万年筆を買ったくらいなのですが、2005年前後のフェンテの集いや萬年筆愛好家の会WAGNERには毎年顔を出していたので、顔見知りでした。
本当にお変わりなく、優男ぶりは健在でした。かっこいいんですよ。去年はテレビ、なんでも鑑定団に出たとか。趣味の古写真を持って鑑定してもらって、ものすごい鑑定金額が出たそうです。その放送も見たかったな~。
そして奥野ビルが特集された番組もあり、それにも出演したとか。あ、こちらは再放送が近々あるそうです。もし良ければ見てみてください!
「2025年2月14日(金) 22:00~22:55 『ビルぶら!レトロ探訪』
番組紹介のトップの写真に藤井さんが写ってます!

藤井さんは話し上手で接しやすいのですが、たまにこっちをじっと見て射抜くような鋭さがあります。その鋭さがあるからこそ、20年もの期間、銀座の一等地で商売して来れたのだと思います。
一緒に行った私の友人は、事前に藤井さんに、「こういうものが見たい」と具体的にメールしていたようで、準備されたものを見ていました。かなり古いモンブランの万年筆の数々。セルロイド製のものもあるのですね。緑の縞軸のものや、茶色の縞軸、テレスコープで少し透けている軸。美しい!けどちょっと高そうだな〜とため息が出てしまいます。店内にあるモンブランの本を見れば、ほぼ確実に年代がわかるそうですね。
私はその中の一本を撮らせていただきました。

モンブランのマーブルエボナイトの万年筆。鮮やかな色合いと艶のある軸に魅せられました。この天冠には黒地に大きな白いモンブランのマークが入っていて、それも美しかったです。軸への刻印にも時代を感じることができます。クリップの金具もふっくらして、少しくすんでいて素敵です。値付け前だったので、金額は不明です。
私は笑暮屋のWEB制作や写真撮影の仕事をさせていただいているので、古いエボナイト製品を見ると、すごく気になります。これは美しかった!
3 近くのカフェで休憩
その後、お茶をしに行きました。行ったのはアンリ・シャルパンティエ 銀座メゾン。奥野ビルから徒歩1分くらいです。私はここのケーキが大好きなのですが(近所の百貨店で買ってます)、ここはイートインのカフェがあります。
カフェがあるのは全国で三店舗(銀座以外は兵庫県にあります)。ケーキとお茶で2,000円以上しますが、客席はゆったりとしたスペースで静か。きっとその値段に見合った価値があります。行ったのは午後で、店内は満席。40分位待つと言われ、その間に伊東屋の店舗を見ていました。

案内されたのは向かい合わせのソファ席。広々しています。
私はナポレオンパイを選びました。友人は違うのを選んで、二人でシェアしようかな…と迷っていたのですが、これは切ったらバラバラに崩れるのでは…と思ったので、二人とも同じナポレオンパイを。セットの飲み物は、ポットで提供される芦屋プラウドという紅茶にしました。
イチゴのミルフィーユですが、外側にアーモンドスライスがびっしりついています。大粒のイチゴも整っていて綺麗。豪華!パイの生地はバターの香りがしてとても美味しいです。さすがアンリ・シャルパンティエ。芦屋発祥のお店なのですね。初めて知りました。
そんな感じの銀座での、万年筆散歩でした!

コメントを残す